【40代の転職】転職失敗!を防ぐブラックorホワイト判定
転職を検討する際に、この会社はホワイトだろうかブラックだろうか?
というのは誰しも気になることかと思います。
3回のステップアップ転職をしてきた私の意見では、
「ホワイトかブラックかは結局マッチング次第」となります。
(身も蓋もなくて申し訳ありません)
条件が良くても自由度が低かったり、自由度が高くても業務が組織化されていなければ効率的に働けなかったりします。
途中で変えても構いませんので、「転職の優先軸」を決めることは重要です。
また、転職クチコミサイトの複数チェックは必須です。
下記3サイトはレビューが多くオススメです。
- 転職会議 https://jobtalk.jp/
- Openwork(旧Vorkers) https://www.vorkers.com/
- カイシャの評判 https://en-hyouban.com/
40代での転職はリスクが高いと言われていますが、そんなことはありません。
ただしマッチングは慎重にならないと、ミスマッチ時のリカバリが大変です。
若い人も含めてですが、一時の気の迷いで適当に転職先を決めてしまうと、良くない企業に当たってしまう確率が高いです。
また、世の中の事業が短期サイクル化している現状から見ても、今後もそのリスクは増えてきます。
程度の差、また個人の優先事項により感じ方の差はあるかと思いますが、
まずは以下の項目が判定ポイントになるでしょう。
①年収
転職時の年収は、想定年収レンジとして公開されていますが、実際は前職給与が基準となります。
目安として、大都市圏では600万前後が高収入ラインの下限になっています。
特に40代以上では従来の給与制度から現職の年収が高めになっていることが多いと思いますが、
600万以上であればホワイト判定となります。
転職サイト/エージェントには高収入案件多数とありますが、
私が利用者として見る実際の求人傾向では、800万以上は特別なスキルを必要としています。
高度なレベルでの、語学、マネジメント経験、データマーケティングなどです。
またIT系ベンチャーやスタートアップでも成果により同等レベルの年収求人もあります。
(若い人はこれら企業へのチャレンジをお勧めします)
30代以上での異業種への転職では年収がダウンする可能性が高いのですが、その際も600万円がベースになります。
★年収600万以上のレンジでホワイト判定
②労働時間、日数
以前から求人票の表向きは「9:00~17:00定時、年間休日120日」はテンプレですが、
転職クチコミサイトではここに無い情報がザクザク出てきます笑。
ここ2年ほどで、「働き方改革」の影響か、出社拘束時間は改善してきていますが、企業次第の面が大きいです。
・フレックス制度はあるか
・有給消化制度の有無
・ワークライフバランスへの取り組み
これらの質問を投げかけるだけでも、何もしてない企業は必死に取り繕おうとしますし笑、
実態がどうあれ、改善に取り組んでいる企業ははっきりとこちらに伝えてはくれるでしょう。
★働き方改善の取り組みを面接者にしっかりと伝えられればホワイト判定
③働きやすさ
主観がすべてなので定量化が難しいイシューですが、退職者の退職理由を見ると一番重要なポイントです笑。
大きくは、「社風」と「レポートライン/上司」になります。
転職クチコミサイトで社風を推し量るための判断基準キーワードはいくつかありますが、
悪いキーワードだと「トップダウン」「会議が多い」「(転職で)出入りが激しい」などです。
これらは主観的な表現ですが、テンプレ化している表現でもありますので、まだ定量性があります。
良い社風である場合は、「気さくに話しやすい」「裁量が任されている」など、ちゃんとプラスのレビューがあります笑。少ないですがね。
とはいえ部署によっても違うことはままありますので、
決して面接の雰囲気だけで判断せず、人事担当者に個別に依頼するなどして、職場見学をするようにしましょう。
場合によっては、実際に働いている人を食事に誘ったりして、会社の外で話すのも手です。
私もその方法は進んでやりませんが、どうにも迷った時はお願いして部署の方と社外で時間をとってもらい話をしました。
面接という場では募集部署の担当者も、上役や人事が横に座っていたりして言いたいことが言えなかったりしますので笑、
部署の担当者を開放してあげる意味でも社外に誘い出すのは有効です。
★「トップダウン業務」や「無駄な会議が多い」などマイナスレビューが少なければホワイト判定
可能な限り実際に働いている人と本音トークの場を作る!
④伸びている/儲かっている業界/起業か
自分にどうしてもやりたいことがある、という場合を除き、
特に年収面では伸びている/伸びが見込まれる業界でないと好条件は厳しいと思います。
入社時は伸びていても、頭打ちが近付いていては3年後に業績悪化でまた転職先を探したり、
ということも充分に起きうる世の中です。
・継続的に利益を残せる高利益体質であるか
わかりやすい判断基準としては、「リーマンショックの2009~2010年に赤字にならなかったか」というのがあります。
リーマンショック時は日本企業の8割以上が赤字になりましたので、その時に黒字を確保できていれば、
かなり利益体質は高いといえます。
・ビジネスモデルや事業ポートフォリオが脆弱でないか
瞬間風速的に(特需的に)儲かっている会社でもホワイト環境を実現する場合がありますが、
たとえば自動運転やドローンなど、法整備が追い付いていない市場や、競合の多いネットサービスなど、
特定の事業に集中したビジネスモデルでは、市場の変化にすぐ飲み込まれてしまったり、
工場新設や人員増加など設備投資のタイミングで財務が急激に悪化したり、という脆さがあります。
ある程度レガシーな“堅い”事業を持っていたり、収益の柱が2~3個あるようだと安全性が高いです。
★リーマンショック時に黒字確保できていればホワイト判定
一点特化型でない事業モデルで収益源が分散化されていればホワイト判定
いくつか判定ポイントをお話しさせて頂きましたが、
★転職はマッチングだが深く調べることで失敗確率は劇的に減らせる
★「20~30年安定する転職先など無い」ことを受け入れる
これらを肝に銘じ、転職活動に励んで頂き、このブログがその一助となれば幸いです。