よしなかさん@おしごとラボ

ステップアップ転職ヤーで年収1000万からじぶん事業シフト。生き方、転職、経済など、これからの時代を生き抜くヒントを探し続けます。皆様のお役に立てれば幸いです。

【就活】「自分が何をしたいかわからない」のは当たり前!就活エントリーは質より量

 大学生で就職活動をする年頃になった時、「これをしたい!」と明確な意思をもって志望企業を探す人間はむしろ少数派です。一般的には「まず自己分析をして~」とよく言われますが、それは当然のこととして、自分の中を掘り下げていったところで「人と話すのは嫌いじゃないから営業」「プログラミングに興味があるからSE」ぐらいは割り出せるかもしれませんが、伸びる企業や伸びる業界

 

 

1:自分探しはするな

 さて就職先はどこにしようかと思った時に、まず自分が知っている会社の名前が挙がると思います。銀行、旅行代理店、広告代理店、メーカー、いくつ思いついたでしょうか。

 就職活動はマッチングです。労働条件など定量的な比較のできる特殊なマッチングサイトで、恋人やパートナーを探すイメージに近いです。日本国内の企業数は総数で400万社あり、大企業と呼ばれる規模の会社でも1万社ほどです。その中で自分の中の知識と、実際の企業とのマッチングを行っていくわけで、母数を限られた少数にするよりかは、数十社ぐらいには広げたいところです。

 限られた情報の中で自分を掘り下げるのはあまり有効ではありません。「より良い就業環境」を求めるのであれば、必要なのは比較と分析です。昔はネットの情報も限られていましたが、今は様々なプラットフォーム(転職サイト、SNS)で情報収集することができます。

 実際にどのような業界があり、その業界にどのような会社があるのか、浅く広く知識を得るには業界地図が必須アイテムです。業界とその中での企業のポジションをビジュアルで把握する用途では一番効率的ですし、ここから自分で調べていくことでさらに深く掘り下げていくことが可能です。

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 母数を広げるには、1社1社細かく調べていく「質」より圧倒的な「量」が重要です。より多くのデータ量は結果に信頼性をもたらします。とにかく量を意識してください。 

 

2:目に留まった企業はすべて話を聞け

 私は転職を3回していますが、年収や業務内容など定量的なことも大事ながら、「働きやすい環境」というのを重視しています。働きやすい環境を見極めるには、実際に働いている人に話を聞くことが一番近道です。

まず手始めには、

就活会議 https://syukatsu-kaigi.jp/

または

転職会議 https://jobtalk.jp/ やその他サイトでクチコミを見てみましょう。内容登録が必要な場合もありますが、転職サイトの方が生々しい働きやすさの情報が得られやすいです(ちょっと悪めの評価バイアスがかかりやすいですが)。各クチコミのヘッドラインだけでも、「古い体質か否か」「残業・休日出勤が多いか」などは伺い知ることができます。

  採用活動では人事担当者が仕切って進めていきますが、総務系の職種でない限り、生の現場の雰囲気は得られにくいでしょう。基本的には人事担当者は、その会社での他の職務経験が無いからです。2~3回目の面接では配属部署の上長や担当者が出てくる場合がありますが、必ず自分から職務/実際の仕事の流れについて質問してください。相手も実例であれば話しやすいですし、熱意をもっていると思ってくれやすいので笑、損になることはありません。帰宅時間を短めにサバを読んでくると思いますが笑、それは夜にオフィスに偵察に行けば、何時まで灯りがついているかで実態を知ることができます。

 

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3:できればインターンで働こう

 面接で具体的な質問をすることで「業務に対する理解」を深めることはできますが、実際の職場の雰囲気や、先輩・上司との雰囲気を知ることは不可能に近いです。しかし、めでたく入社したとしても退職につながる直接的な原因は「職場の雰囲気、人間関係」が一番多いです。

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 このギャップが現在の新卒採用の大きな課題です。そしてまた、このギャップを埋めるには実際にその環境に触れるしか手段がありません。しかし、4社を経験してきた私から見ると、程度の差こそあれ会社体質の傾向は数パターンしかありません

・自主性より組織を重んじるトップダウンの強い昭和体質

・競争力重視で個人の能力に任せるベンチャー/スタートアップ体質

・職務と目標を割り切った外資系体質 

 あとこれに基本的な雰囲気マターとして、業績が良いか悪いかが加わるくらいです。やはり業界/企業の業績が良いと悪い雰囲気にはなりづらいですし、年収のベースもかなり違ってきます。

 インターンを実施している企業は特定の業界に限られがちですが、小さい会社でもいいので機会があればチャレンジしてください。数社働くことができれば、おおよその会社を相対的に見ることができるようになります。私も転職して良かったのはこの点で、また転職をしたことが無い同僚に話すと興味深く聞いてくれます笑。

 仕事は、手を付けてみてはじめて興味の対象となることもあるので、そういった意味でもインターンはお勧めします。

 

 

 さて、 転職市場の流動化とともに就活も方向性が変わってくると思います。「就活はコレをやればいい!」という時代も終わりに近いと思います。しかし恐れることはなく、企業に遊びに行く感覚で話を聞きに行けば良いと思いますし、それが他との差別化にもつながり、コツがわかれば後の人生で転職する際もそのスキルが活きるでしょう。

 量をこなして良い就職先を見つけてくださいね!

 

 もしキャリアを転職前提に組み立てる際は、転職記事がメインのこのブログをよろしくお願い致します笑!