よしなかさん@おしごとラボ

ステップアップ転職ヤーで年収1000万からじぶん事業シフト。生き方、転職、経済など、これからの時代を生き抜くヒントを探し続けます。皆様のお役に立てれば幸いです。

ユーザー(たぶん日本の70%の企業)から見たRPA

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RPAとはなんぞやという記事も少し検索すればいろいろと充実してきており、四季報でもRPAを扱う企業が増え、RPAが着実に流行りつつあるのを感じる昨今ですが、

「インターネット」とか「IT革命」とか、叫ばれた時はまだ「おっちゃんよく分からないや」でも10年かけて一般化したのを振り返ると、

まだRPAもアーリーアダプター市場なのかと思われます。(今は幻滅期とか言われてますが)

私もプログラム自体はUi pathでほんのちょっとかじろうとしてる程度ですが、のめり込んじゃうと初心を忘れてしまうので、

2019年の10月のいまの体感的な雰囲気を書き記そうと思います。5年後とかに振り返る用に。

 

1:これから導入するorしようとしてるユーザーの思い

「RPAってよくわからんけどすごく便利になるんでしょ?!人件費削れるんでしょ?!」

中小企業でもなんかしようとしてるところは特別部隊設置したり。

なんかパソコンとか詳しいだろうとの思惑で入社3年前後のフレッシュ人材に白羽の矢が立ちがち。

でも経営層は細かく把握できないので「なんかパソコン使って便利になるんだろう」ぐらい。

まあ経営層が細かくVBA把握してるのも怖いけど。

指示飛んできた現場部隊がもらい事故的にRPAで地道にシナリオ作成=事故処理

 

2:RPAエンジニア界隈

「すげえ技術やから広めて世界変えるで!みんなあつまれ!」

Ui pathのマーケティング発想がコミュニティ起点のシェア取りなので意図通りなのか自然とSNSで組織が増えてっている。

Winactorとかビズロボとか、派閥はあれど最初に扱ったプログラムからあまり浮気しないあたり好感が持てます。

大企業とかで進捗中のプロジェクトにまさに携わってる人は既にIT土方化していってるのではなかろうか。

 

3:RPAってナニソレ層

「RPA?ロボット?ふーん」

現時点で一番シェアが高いと思います。

既にモノづくりオートメーションが一巡している大手を除き、一般産業界からするとまだ視界にも入ってきていません。

定型作業がロボ化といっても「うちらには関係ないだろ・・・」と思っています。

 

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【総評】

世界的にみるとRPA製品市場として日本が一番盛り上がっている様子。(2019年10月)

無駄な仕事が多すぎてロボ化伸びしろありまくりという状況なんだと思います。

大手はコストかけて事務処理時間をザクザク短縮していってますが(削減時間が理論値っぽい気もするけど)、

中小零細にかけてはまだまだ概念すら広がっていません。

逆に言えばこれから成熟期に入るまでRPAおしごとがボーナスステージと化す可能性があります。

しかし、身の回り・周辺客先だけなのか分かりませんが、

プログラマーと現場で容易には越えられない大きな壁があります。

「やりたいこと」と「実際のシナリオ」との間の壁です。

・業務ルーチンをフローチャート化できない(ロジカルに業務処理していない)

・レアケースを重視して業務を単純化できない

・そもそも全体業務を把握しておらず目の前の作業だけやってる

・「まあいろいろあるから難しいよね」でやろうともしない

たぶん、プロジェクトに取り掛かっている諸兄においてはあるあるだと思います。

 

RPAの仕組みを売る人としましては、

案内導入するスターター > 業務案件を実行するトレーナー > 定着支援のサポーター

の役割を明確にして、いかに非効率な客先対応を削減するかにかかってるかと思われます。

ユーザーのコスト削減思惑と、エンジニアの社会貢献欲・承認欲求、また自社ビジネスとしての利益追求と、

三方バランスよく回せる仕組み作りが必要です。

 

私はRPAの一般化から、次のAI導入から一般化まで、10年はかからないとするとおおよそ5年±2年で決着がつくと思います。

そうするとやはりロボたちを使う側か使われる側かのターニングはここ3年ぐらいですね。

是非ビッグウェーブに乗るべく皆さまご協力のほどよろしくお願い致します。

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