その「ビジネス英会話」、ほんとに役に立ってますか?
よっしーラボです。
本日は「結果を出す」ビジネス英会話について。
・仕事で英語を使わないといけなくなった
・英語を武器にしてステップアップしたい
・海外で活躍できる人材になり、海外で暮らしたい
様々な動機でこのページにたどり着き、ご覧頂いているものと思います。
私はバイリンガルでも帰国子女でもハーフでもありませんが、仕事で少しずつ英語にチャレンジし、今では日々の業務でも普通に英語を使い、グローバルなプロジェクトも任されるようになりました。
いまだに流暢でもなく(発音も)、わからない単語も多くありますし、決して武器になるほどのレベルではありません。
しかし、これまで他の担当者がなかなか進められなかった、社内で難攻不落と呼ばれたプロジェクトを着実に進め、海外の取引先とも良好な関係を継続しながら、意図する方向へ導いていく。
そんなことが可能でしょうか?
結論から言います。
ビジネス英会話を上達させるにはどうしたら良いか?
「行動を基準とした結論をどう伝えるか」がすべてです。
それだけを考えてください。
発音や文法は二の次です。
(別記事で開設しますが最低限のルールを維持できれば本当に二の次でいいです)
これまで、数十か国の人たちと交流し、話し合い、意見を交わし、「仕事」をしてきました。
その中で私が感じているのは、「いろんな人種の中で日本人だけが特殊だ・・」ということ。
良い悪いは別の記事に託すとして(私は良いとも悪いとも思っていませんが)、
日本人の思考として「結論を伝える」というプロセスが非常に希薄であると思います。
世界の中でも生産性が低いとか、個人の意見が無いとか、日本について悪い議論になる時はだいたいこれが原因です。
古くからよく言われていましたが、アジア圏の一部(特に日本)を除き、他国の言語はあいまいな表現を嫌います。
日本人は良くも悪くも、あいまいな表現で融和性を保ち、全体の和で物事を進めていきますが、特にビジネスという経済合理性を追求する活動の上では、この日本的な考え方は非常に非効率です。
かといって難しく考える必要はありません。
ほんとうに単純です。
・YES/NO?
・いくつ ? 1~10?100~1000?
・(私は)なにを今からするべき?
・仕事を進めるうえで障害はなに?それをどうやったら取り除けるの?
行動を基準に相手に伝えてください。
あなたの気持ちや、周りの考え、思慮など、「事実、定量的」でないことはどうでもいいのです。
結論として、「いま」「なにをすべきか」これを意識するだけで全く変わってきます。
言語はツールでしかありません。
そのツールが多少貧弱であったとしても、当事者同士で目的を達成できればそれでいいのです。
目的が明確であれば結論はシンプルなはずです。
海外とのやり取りでなかなか思うように進まない場合は考えてみてください。
自社内の考えが独りよがりになっていたり、誰かの都合を優先したり、客先の無理強いを押し付けたりしていないでしょうか?
グローバルな大規模プロジェクトで複数人の利害関係が折り重なれば、当然、(自分は麻痺して感じなくなったとしても)第三者から見れば支離滅裂な要求になっていることは少なくありません。
(私の社内でも別部署のプロジェクトではそんなのばかりです)
まあ、このレベルになると海外とのやり取りを円滑にしようとしている実行部隊のあなたの問題ではなく経営層の問題かもしれませんが・・・
もし今進めているプロジェクトに困難がある場合は、
・YES/NO、定量的に問題を提示する。
会話ヒアリングに自信がない場合は一方的でも解決までのシナリオまで用意して伝える。
・やるべき行動が決まれば、主語、動詞、目的語だけで簡潔に伝える。最小限の単語でOK。
・発音や文法は気にしない。ただし業務意図が正確に伝わったか必ず確認すること。
相手もグローバルでいろんな人に接してるでしょうから、些細なことで嫌われるとか見くびられるとか思わない方がいいです。
たぶん海外の彼らはあなたのことを特別にもなんとも思ってませんから。
細かいテクニックや表現方法などもありますが、それらもツールでしかありません。
根本的なコミュニケーションの前提こそが改善すべきポイントだと私は考えていますので、上記の点を意識して海外との業務に取り組んでいただければ幸いです。