よしなかさん@おしごとラボ

ステップアップ転職ヤーで年収1000万からじぶん事業シフト。生き方、転職、経済など、これからの時代を生き抜くヒントを探し続けます。皆様のお役に立てれば幸いです。

「利益強化リストラ」の雄、富士フィルムHDに学ぶ/儲かってるけど「生き残り」に真摯!

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おしごとラボのyosshieです。

 

 本業がヘタってきて苦肉のリストラってパターンから、「儲かってるけど生き残るために利益体質強化リストラ」にシフトしているよって話ですが、日立をピックアップしたところ、富士フィルムが日立の画像診断事業買収ぅーっと絡んできたのでかねてより奮闘中の富士フィルムの動向をば。これを見れば「利益強化リストラ」のドラスティックな雰囲気が感じれる。はず。

 

 富士フィルムってカメラのフィルムでしょ?っていうのはもう化石世代になるんですかね・・・。デジカメ>スマホと単体カメラ市場の消滅を機に、液晶や医薬品の方に舵を切って、その後も小刻みなリストラなど改革を続け、リーマンショック後もリストラなどしながら、おもに医療系の成長分野にM&A投資などを続け、成長を続けています。ちなみに2019年3月期は過去最高営業益。ざっくりと流れを見ましたが、現在の事業ポートフォリオ割合はおおよそカメラなどイメージングが4千億、医療1兆、オフィスソリューション系が1兆って感じです。

 

  体感的には医療系の投資が盛んなイメージで、これは日本企業全体の傾向かもしれませんが、自社開発はコストリターンが割に合わんのでM&Aでどんどんガタイを大きくしていこうっていう雰囲気です。ニコンとかオリンパスとか、かつてのカメラ光学系の企業も医療系に進んでいますし、これが「本業のコア技術を活かした企業変革」のリアルかつ理想的な姿のような気がします。

 

 中の人の声をググったりすると、ザ・昭和企業!って感じの体質が溢れ出てたり、リストラの壮絶な愛憎劇が繰り広げられていて、マスコミ報道の富士Fキラキラ感の下に広がる無数の屍が感じられます。とくにここ15年ぐらいは「負け戦からの復活」劇なので、自社を重ね合わせて奮起する中小企業さんも多いと思います。

 

 話戻って、5GやAIでビジネス構造が大変革を起こすと、その地殻変動に飲み込まれるレガシー産業のレガシー企業が大増加すると思われますが、富士フィルムを見習ってこれからの大変革を生き残っていくためには、「自社のコア技術や強みを定義して」「成長市場にフィットさせ」、「不足には絶えず投資し成長を止めず」、「弱い部分は徹底して切り離す(リストラ)」という事業プロセスになります。まとまった。これを富士フィルムから学ぶトランスフォーム理論といたします。

 さあ、皆様の会社ではいかがでしょうか。コア技術や強みがなければ、まったく違うことやっていけば良いと思ってるんですよね。簡単じゃないですけど。そうするとやはり、「コア技術の要素だけ残り、それ以外は自由に収縮するアメーバ的企業」というのが最適化の末にある企業の在り方となるわけで、またこの結論になってしまいました。

 やっぱりそうなるよね~未来。

 

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