よしなかさん@おしごとラボ

ステップアップ転職ヤーで年収1000万からじぶん事業シフト。生き方、転職、経済など、これからの時代を生き抜くヒントを探し続けます。皆様のお役に立てれば幸いです。

カジュアルに転職する時代の日々の生き方

 おしごとラボのyosshieと申します。3回の転職で年収300万から1000万までステップアップして、副業で200万くらい稼いでいるジョブホッパーです。まだまだ修行中です。

 今回は「自分の市場価値を日々確かめながらもっとカジュアルに転職活動を行おう」という内容です。いま転職を考えている人も、現職を続けようとしている人も、心構えの参考として読んでいただければ幸いです。

 さて、これまで「強く」意識せず転職の伴う仕事人生を生きてきましたが、個人の働き方がどんどん変化していく時代を目の前にし、まあ理由は様々なれど転職経験しといてよかったなあと思う次第です。さらに、生き方の基準としてその考え方を、特に若い人にも共有してほしいと思います。

 私のこれまでの転職の「軸」を思い返すと、

・年収アップ(スタートが低いからこそ・・)

スキルアップ(営業、英語)

・働く自由度

の3点をベースにしていました。

 最初はBtoC営業で狭い担当エリア制、次はBtoB営業で営業車を使った担当エリア制(ごくたまに英語あり)、次は海外製品のBtoB営業+広めの担当エリア制、現在は海外製品のプレイングマネージャー、といった変遷です。

 近々では転職を考えていませんが、自分の価値を計るのに、カジュアル面談やエージェントを通した面接などは随時行っています(半年に数件、という頻度)。少し前までは、現職に違和感や疑問を感じた時や、なにか意欲が溢れた時(笑)に転職活動してたのですが、将来の稼ぎ方や短期サイクル化している市場動向について考えると、個人ブランドの確立や市場価値の向上を常に意識してうっすらと日常的に転職活動しておくというのが効率的な生き方であると言えます。

 うっすら転活って何だよ、と思われるでしょうが、普通は「よし、転職するぞ!」と思い立ってから転職サイト等で求人情報を探し、履歴書職務経歴書のアップデート、軽めに面接を受けてみたり、現職の業務と日程調整したり、面接意思表示を急かされる中で企業を調べこんだり・・・短期的に負荷がかかってそこそこパワーを消費するんですよね。そうでなくて、日々コツコツと情報をアップデート、案件情報収集することによって、よりミスマッチの少ない「良い転職」ができる可能性が高まります。逆に言うと、「もう限界だ!来月までに転職しよう!」という”逃げ出し型転職”になってしまうと現在とは別の要因でミスマッチを起こす確率が非常に高いです。運が良ければ素晴らしい会社に出会えるかもしれませんが、モノサシ的に言うと「業務、上司、職場、社風」がすべて良好なところなんて1割も無いと個人的感覚では思います。つまり90%の確率で、程度の差こそあれババを引く確率になるわけです。スマホゲームでレア出現率10%のガチャを、その先少なくとも1~2年の人生をかけて引いてみますか?という話です。超優秀な真性ジョブホッパーの方以外は成功確率が低く効率悪いと思います。

 また、良い求人案件は自分が求めるタイミングでは絶対に出てきません。それは突然に表れたり、自分の希望時期に比べ遅かったり早かったりするのですが、いざ”引き”が来た時のために、自分のスキルの棚卸や将来像について整理しておきチャンスに備えることが必要です。すでに1~2回の転職をされている方で、より良い転職先を見つけるにあたっては尚更です。そういった意味で、転職サイトには常に登録しておき、ドキュメントもこまめにアップデートしてアクティブな状態にしておきましょう。

 面接までするしないは自由ですが、自分のキャリアを端的にアウトプットし喋れるようにするのも練習が必要かと思いますので、そういった意味ではカジュアル面談ぐらいは行っても良いかと思います。また、特に異業種転職を狙っている方は、自分のイメージと業界事情が食い違っていないか確認する意味で、面談に行くのも良いでしょう。私も一度、ヘッドハントをきっかけに高年収だけに釣られてマスメディア関連の面接を受けましたが、これまでのキャリアとの関連性があまりに少なく、「引いてしまっている自分」が言動に出てしまいあえなく撃沈しました(笑)。

 特に転職未経験の方からすると「初めての転活面談」は非常に高いハードルに感じるかもしれませんが、最近では転職関連のアプリやサービスも多様化しており、マッチングベースのアプリや、転活相談に乗ってくれるサービスも存在しています。私は案件母数の多いDODAやビズリーチなどスカウトサービスをメインに、企業からの個別スカウトに対応するような感じですが、それらの古参サービスでもカジュアル面談形式のオファーが増えています。おそらくミスマッチ解消のニーズ増加への対応と思われますが、フラットに企業と対話する土壌が形成されてきていますので、ぜひそれらのサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

 ちょっと長くなりましたがここまでが「うっすら転活」の内容でした。

 

 さて、順番が前後しましたが次に個人ブランドの確立や市場価値の向上の話です。

 私が転職をしてきて良かったのは、「自分の市場価値がわかって”職場としての会社”が相対的に見れるようになったこと」です。数社経験する中で、「業界の常識」「会社の常識」というのはあくまでそのコミュニティの中での価値観でしかないことが分かりました。私はある商社でBtoBのエンドユーザー向け営業を、特に疑問に思わず普通に行っていましたが、次に転職した会社では「社運を担う次世代の営業方式」として迎えられたのです。「えっ、全然普通の営業方法じゃないですか?(太鼓持ちかな?)」と耳を疑ってしまいましたが、その後さまざまな会社と取引する中で、中間業者や卸の会社に「言われたものだけ持っていく」会社というのはまだ世の中に無数に存在するんだな、と実感していきました。つまり、「自分の行っている業務は別の業界・会社にとっては喉から手が出るほど欲しいものである(場合がある)」、それが「市場価値」であることが認識できたのです。もちろんそれだけがコアの理由ではなく、英語や年齢なども含めた総合的な評価での採用だったとは思うのですが。

 それ以降、定期的に企業面接を受ける中で、「その業界に不足している人材」「付加価値を高められるサブスキル」を把握しながら、現職の日々の業務にフィードバックさせ足りないスキルの補完に努め、個人ブランディングの基となる「スキルの掛け算」が進められるような考え方に変わりました。「スキルの掛け算」とは藤原和博氏の提唱する考え方ですが、今ではホリエモンキングコング西野さんも引き合いに出しています。私も重要な考え方だと思いますので詳しく知りたい方は下記リンクをご参照ください。

 現在の私は「営業x英語x機械エンジニア」(スキルの強い順)ですが、ここに「Tech」をさらに掛けようとしています。学習にかかる時間コストと注力バランスが難しいので未遂に終わってしまうかもしれませんが・・。「営業x英語」人材は珍しくありませんが、そこにエンジニアスキルを掛けるとガクッと人口が減りますし、たまたま私のキャリアでこれらのスキルを得られましたがほんとに偶発的な結果なので狙って形成するのも難しいと思います。それを欲しがってくれる企業も多くは無いと思いますが”刺さる”企業は一定数ありますので、これらをベースに「第三の軸足」をどこに出すか試行錯誤しています。話がずれるので別の機会にしますが、副業でもいろいろと試しながら「ヘンな人材」目指して頑張っています(笑)。

 最後までお読みいただき誠にありがとうございました。このような形で転職、副業などについて書き連ねていきますのでフォロー頂けますと幸いです。

 それでは今日もご安全に!