よしなかさん@おしごとラボ

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【企業ウォッチ】日立金属の下方修正と構造改革、リストラなど

日立金属の2020年3月期連結決算予想が下方修正されてましたのでメモ。

 

売上予想:1兆円から減額の8950億円

営業利益:+540億円から減額の+140億円

純利益 :+380億円から減額のー435億円(赤字転換)

 

 

以下、IR資料より抜粋。

https://www.hitachi-metals.co.jp/ir/ir-news/20191029jpa.pdf

「当社では、当年度において調整後営業利益が大きく落ち込み、当期利益について赤字計上の見通しとなった現状を経営構造上の深刻な課題と認識しており、まず、経営責任を明確にするため、役員報酬の一部返上を行うとともに、抜本的な事業構造改革に着手しております。
当年度における緊急業績対策として固定費削減を行います。グループ全体で売上収益に応じて人員を圧縮するとともに、国内拠点を中心に帰休を実施、さらに管理・専門職を対象に早期退職の募集を実施します(退職時期:2020 年3月末(予定))。また、設備投資をさらに厳選し期初想定額の8割まで抑制するとともに、既に投資を行ったものについても、事業戦略や将来性の早期見極めにより廃滅却を進めます。さらに、研究開発費や修繕費等についても、不急のものは削減するとともに、モノづくり改革の推進により効率向上を図ります。これらの施策により、当年度は前年度対比で固定費を 185 億円削減いたします。さらに、ノンコア・低収益事業の売却判断を前倒しし、事業の「選択と集中」を一層加速します。」

 【コメント】

 おおよそ売上が1000億円減り、営業利益が400億円減っており、純利益は800億円減少。為替等の要因もあると思いますが固定費の高い製造業!らしさが出てます。

20年3月までを目標に185億円削減とありますが、2020年がさらに景気悪化するようだと追加策に追われる可能性は十分にあります。

ここに記載のある「選択と集中」は、付加価値の高い「稼げる」製品に軸足を移していくということで、不採算かバランスが微妙なレガシー部門は手入れされる可能性が高いですね。

引き続きウォッチしていきたいと思います。